合唱構成「ぞうれっしゃがやってきた」は、戦時中から戦後にかけて、名古屋の東山動物園を舞台にし、実際に繰り広げられた話をもとに作られた絵本がきっかけとなり生まれています。全部で11曲の歌で構成されています。(詳しくは『ぞうれっしゃのお話』をご覧ください)

この歌に魅せられたメンバーが、どうしてもこの歌を、地元「川口」で歌いたいと、当時できたばかりの「川口リリアメインホール」でのコンサート企画をたて、1990年11月に結成。お陰様で翌91年4月のコンサート当日は満員のお客様をお迎えして、大成功。

当初、先の事は考えていなかったのですが「次はいつ?」「私も歌いたい」という多くの声に押され、それからほぼ1年おきに大ホールコンサートを開いてきました。1回ずつメンバーを募り、練習を重ねて本番。そしてコンサートが終われば解散、そのスタイルで続けてきました。「大事にしたいことは?」と考え出したコンサートタイトル「いのちと平和とこどもたち」を、合唱団の枕詞として、今も大切にしています。

参加メンバーは2歳から80歳代まで幅広く、年齢も、合唱経験もバラバラ。参加者も当初川口市民が中心でしたが、回を重ねるうちに県内・県外と広がってきています。

初めて歌う人、ずっと歌い続けている人、子どもの時に歌い、大きくなって大人パートで再開した人など、参加の仕方も様々ですが、いつも曲の中の歌詞「ここにくればあえるね」の気持ちも大事にしながら、活動を続けています。

2019年11月より、翌20年7月の30周年15回目のコンサートに向けて、練習を始めましたが、コロナの為に突然中断、そのまま延期状態が続いていました。

今回、2023年7月23日(日)埼玉会館大ホールコンサートを計画。再出発をします。